9/15/2015

Tony Nowak Original

他のギア同様にレザージャケットのコレクションが増え続けた時期がありましたが現在、自分の手元に残しているジャケットは2着のみです。
1着はWESTEDのheroパターン・レイダース。そしてもう1着がTony Nowak OriginalのLCジャケット。



トニーノワックはインディ4でレザージャケット製作を担当したオリジナルメーカーでアーノルド・シュワルツェネッガーとも交流が深くアーノルド・ボディビル・コンペティションの公式ジャケット製作も長く担当しています。
トニーさんは2010年に他界して、その後は親族のライリー・バリーがジャケット製作を行っていましたが現在は主に企業向けの仕事が中心のようです。

 

自分は2009年にトニーさんとメールや電話で何度かやり取りをしてLCジャケットをオーダーしたのですが今でも、その経験は印象深く思い出に残っています。
インディギア仲間にはアメリカまで行って直接トニーさんを訪ねてオーダーして来た人もいるし、そうでなくとも彼への想い入れがある人は世界中にいます。
自分があれこれと語る事は世界中のトニーさんの友人達への配慮を欠く事になる恐れもありますがインディギアについてブログを書く上で、やっぱり彼の事をファンのひとりとして書いておく事にしました。
mixiのインディギアや自分の日記と重複する部分もありますが流し読み程度に、眺めていただけたら幸いです。
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インディ4が公開される前からインディが着用するレザージャケットに関して色々な情報がインターネット上に流れていました。
今までのシリーズとは違う独特のデザインと、渋い仕上げのレザージャケットはTony Nowak Originalが担当していること、そのジャケットは一般へも製作販売されること、など。

 

劇中同様にディストレス加工されたジャケット自体の高いクオリティもそうですが、トニーさんの親切過ぎるぐらいの対応が本当に別格で、それは「メーカーとのやり取り」では無く「友人とのやり取り」の感覚。
自分がオーダーした時、彼は色々な仕事が立てこんで忙しさもピークだったのですがメールや電話を掛けて来てくれて進み具合とかジャケットの仕様についてとか本当にいろいろと話しました。
電話で話す時トニーさんは前述のアメリカに来てオーダーした人物を凄い奴だと毎回のように話題にして笑ったり、日本のインディファン達の事も気にかけてたのを覚えています。
ジャケットが完成した後、しばらく期間が空いて次のジャケットをお願いしたいなと思いながらネットを眺めていた時にトニーさんの訃報を知りました。

 

今思うと、自分勝手と言うか迷惑な話ですがお悔やみを伝えたくて工房に電話を掛けました。
呼び出し音が何度か続いた後に受話器をガチャと取る音が聞こえ



トニーが電話に出た。


自分はビビりすぎて心臓が止まるかと。
声の主は、あまりにも声が似過ぎな親族のライリーでした。
彼もトニーさんの様に話し好きで、少し長話をしてお悔やみを伝え、今後の事も少し聞きました。

 

その後はネット上でライリーのジャケット製作とか、Tony Nowakの今後とか、色々な憶測や要望、意見が飛び交っていましたが自分は既にライリーから色々と聞いたし、正直どうでも良いなと思いインディギアやファンサイト自体から少し距離を取るようになりました。

 

現在自分が持っているレザージャケットは前述の通り2着のみ。もちろん、今までオーダーした、どのジャケットもそれぞれに想い入れがありますがコレクションよりも実際に自分が着用するジャケットを着倒してます。着倒すようにしています。

mixiのインディギアには自分や、他のメンバーの読み応えのあるコメントが残っています。インディギアに限らずトニーノワックと言う人物にご興味を持たれた方は探してみてください。


Indiana Jones Last Crusade Jacket, made by Tony Nowak Original.




 

As you told us, we go through our life with this jacket.
May the jacket be with us.

My biggest thank you, Tony Nowak.