所謂、”劇中仕様”のジャケットで通常の衣服とはフィットが大幅に異なる919(Chris King 80's)パターンと言われるもの。
レイダースで劇中インディが着用しているジャケットには複数のパターン、形状がありますが全般的にかなりタイトで肩幅はオーバーサイズ気味でジャケットが肩にぶら下がるフィット。
WESTEDで昔から製作されているジャケットは一般販売向けにマネキン基準でフィットが調整されて余裕のある作りになっており、ファンは納得出来ない部分はスペックシートを作り続けてオーダーを繰り返していました。
自分はそこまでWESTEDでトライする気にはなれ無かったのですが彼等の執念は凄いなと思います。
自分の"Hero"パターンジャケットですがレザーはshrunken lamb、正確にはlambと言うよりsheepなのですがタンニン鞣しで収縮加工された革は若干硬めで独特の着心地。
クロム鞣しと違い革は水分をがんがん吸収するので変色もしやすく味の出る仕上げ。
ライニングはポリエステルとコットンの混紡素材を日本から送り特注で作ってもらいました。
このライニング素材はインナーとの引っかかりも比較的少なく、吸水性と速乾性、摩耗摩擦に対する耐久性もある優れ物。日本国内の繊維メーカーに相談して購入。
ジャケットの仕上がりは文句の付け所が無いのですが、カラーが若干明るいのでコロニルのカラーオイルをメンテナンスを兼ねて塗っています。
転載です
